最初に
CakePHPは、Webアプリケーションフレームワークです。
名前のとおり、PHPの環境の上で動作します。
CakePHPの特徴
CakePHPは、"Ruby On Rails"の設計思想に大きな影響を受けて開発されています。Ruby On Railsをご存じの方はCakePHPの仕組みについてスムーズに理解することができるでしょう。また、CakePHPもMVCモデルに基づき設計されているため、これまで同様のフレームワークを利用したことがある方も大まかな動作については想像しやすいでしょう。
- PHP4とPHP5の両方のバージョンで動作する
- 生産性と保守性を大きく向上することができ、堅牢なシステムとなる
- 外部のライブラリに依存しないため環境の構築が容易でホスティングサービスにも対応
前提条件
- Webサーバ(Apache、IISに対応)のインストール・設定
- PHP(PHP4.3.2、またはPHP5以降)のインストール
- DBMS(MySQL等、開発するシステムの必要に応じて)
※ApacheからCakePHPを動作させるために、URL書き換えエンジン(mod_rewrite)を有効にし、また、.htaccessファイルを有効にします。
mod_rewriteの設定
httpd.confの設定を変更
#LoadModule rewrite_module modules/mod_rewrite.so
↓
LoadModule rewrite_module modules/mod_rewrite.so
(コメントされている場合はコメントをはずしモジュールを有効にする)
※設定を変更した場合はApacheを再起動する
.htaccessファイルを有効にする
httpd.confの設定を変更
<Directory /var/www/>
AllowOverride All
</Directory>
(CakePHPを配置したディレクトリの設定で、"AllowOverride"の設定を"All"とする)
※設定を変更した場合はApacheを再起動する
インストール
以下のURLを開き、"ダウンロード"をクリックします。
画面の右上に、大きく"Download"と最新のバージョンが書かれたリンクがありますので、クリックします。2009年2月28日時点での最新バージョンは、1.2.1.8004.Stable となっています。
切り替わった画面にて、必要な形式(tar.gz、zip等)のファイルを選択します。寄付をしてダウンロードするか、寄付はせずダウンロードするかの選択をする画面が開くのでいずれかをクリックしてダウンロード画面を開き、ダウンロードを開始します。
ダウンロードしたファイルをインストールすには、ダウンロードしたファイルを解凍し、Webサーバのドキュメントルート以下に配置します。このとき、解凍したフォルダの名前を簡単なものに変更しておきます(例:/var/www/cake/)ドキュメントルートが、/var/www/とすると、CakePHPは"http://server_name/cake/"でアクセスすることができるようになります。
CakePHPをより安全に運用するための配置
CakePHPのファイルの中には様々な種類のファイルがあるため、すべてをドキュメントルート以下に配置してしまうとセキュリティ上の問題が発生してしまう場合があります。
そこでドキュメントルート自体を、CakePHPのファイルの中の公開が必要なフォルダに設定してしまう方法があります。
httpd.confの設定を変更
DocumentRoot /var/www
↓
DocumentRoot /var/www/cake/app/webroot
※ドキュメントルートを変更できない場合は、必要な、cake/app/webrootフォルダのみドキュメントルート以下にコピーし、動作に必要なアプリケーションファイルのフォルダ、ライブラリファイルのフォルダを個別に配置し、index.phpで、配置したフォルダの場所を個別に設定することが可能です。
- ROOT定数の設定
- APP_DIR定数の設定
- CAKE_CORE_INCLUDE定数の設定
以上で、CakePHPを配置したアドレスを入力して、CakePHPの画面が表示されればインストール完了です。このフレームワークを利用し、作成したプログラムを配置することで、Webアプリケーションの開発を高速に進めることができるようになります。
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