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 Google App Engine for Java「実践」クラウドシステム構築

 

著者: 株式会社グルージェント

発行日: 2009年10月10日

発行者: 片山 巌

発行所: 株式会社技術評論社

310ページ

2,480円+税

 

 内容

Googleのスケーラビリティを案件で使い切る。活用の秘訣は、「制約」を正しく

理解すること。割り当てと制限、BigTableによるDB構築、課金のしくみ、

Google Apps、GDataとの連携、Memcache、Mail・・・API活用

 

ポイント

Window Azureサービスも開始され、クラウドサービスもビジネスだけではなく、個人的な

利用についても十分現実的なものになっていきている。Windows Azureも魅力的であるが

まだまだ情報も少なく、個人的に試してみるのは、まだ先かなぁと思う。

 

そんな中、やはり無料で使用でき、導入が容易、機能も豊富なサービスといえば、

Google App Engine for Javaでしょう。特にJava Webアプリケーションサーバの

実行環境が無料で利用できるというのは、Javaユーザにとっては、特にありがたい

でしょう(レンタルサーバでもJavaの実行環境が提供されるのは稀なので)

一定の使用量を超えると課金になるが、そこそこヘビーなアプリケーションでなければ、

制限を超えることはないと思う。ぜひ一度試してください。

 

本書では、こういった、サービスの基本的な内容、課金について、導入手順などはもちろん、

サービスの各機能の使用方法のポイントを、わかりやすく説明されているので、このサービス

の素晴らしさが実感できると思う。

 

とりあえず、触ってみたいという方は、Eclipse環境で導入可能なので以下参照してください。

http://pg2se.com/site/2009/07/google-app-engine-for-java.html

 

内容詳細

第1章 クラウド時代のシステムインテグレーション

1.1 クラウドコンピューティング

1.2 Google App Engine

1.3 Google App Engine for Java

 

第2章 制約

2.1 Quota(割り当て)とLimit(制限)

2.2 Java APIに対する制約

 

第3章 クラウド時代のシステムインテグレーション

3.1 GAEアカウントの作成とデプロイの準備

3.2 開発環境の構築

3.3 アプリケーションの作成とデプロイ

3.4 アプリケーションの設定

3.5 アプリケーションの管理

 

第4章 データストア

4.1 BigTable

4.2 JDOによるデータストアの操作

4.3 インデックス

4.4 トランザクション

4.5 JDO以外のデータストアAPI

4.6 データストア設計上の注意点

 

第5章 サービスAPI

5.1 Memcache API

5.2 URLフェッチ API

5.3 Images API

5.4 Mail API

 

第6章 テスト

6.1 ユニットテスト

6.2 ローカル環境でのテスト

6.3 実環境でのテスト

6.4 パフォーマンスの確認

 

第7章 GAEが提供するサービスとの連携

7.1 GAEが連携可能なGoogleアプリケーション

7.2 アカウント認証サービスとの設定

7.3 Google Calendarとの連携

7.4 GAE/Jアプリケーションを独自ドメインで運用

7.5 Secure Data Connector

 

第8章 追加リソースの購入

8.1 Billingの体系

8.2 Billingの設定

8.3 課金量の予測

 

 Redmineーもっと手軽にプロジェクト管理!

 

 著者: 倉貫 義人 栗栖 義臣 並河 祐貴 前田 直樹

発行日: 2009年8月1日

発行人: 土田 米一

発行所: 株式会社インプレスジャパン

231ページ

2,100円+税

 

内容

プロジェクト管理入門から、Redmine導入・運用・プラグイン開発まで

Excel派もTrac派も大注目!使いやすい、覚えやすい、プロジェクト管理の効率が

ぐ~んとUP↑ 1.導入・設定 2.チケット登録 3.すぐ見える化

 

Chapter1 プロジェクト管理をもっと楽に!楽しく!

  • Redmineでプロジェクト管理を変える!
  • 導入と活用のキーポイントを紹介

 

Chapter2 Redmineの使いどころ・勘どころ

  • 導入の前後でどうかわる?導入効率がよくわかる

 

Chapter3 どうやって導入する?[Windows/Linux/Amazon EC2編]

  • Amazon EC2ならインストールなしで、すぐに運用できる!
  • WindowsやLinuxへのセットアップ方法も紹介

 

Chapter4 プロジェクトメンバーはどう使う?

  • メンバーすべてがカンタンに使いこなせる!
  • ユーザーの登録から、プロジェクト/チケットの作成、SCMとの連携まで

 

Chapter5 システム管理者はどう設定する?

  • 標準設定はここまで変えられる!
  • ロール、プロジェクト、チケット、サイト全体などをカスタマイズ

 

Chapter6 どう工夫して運用する?

  • 万が一に備えて、バックアップは必須!
  • 性能もバージョンアップも考えて、しっかり運用

 

Chapter7 プラグイン、動追加する?どう作る?

  • より使いやすく、さらに管理しやすく!
  • さまざまなプラグインを紹介。開発方法hも解説

 

ポイント

 Redmineは、システム開発・運用時にプロジェクト管理で活用することができる、

ITS(Issue Tracking System):課題管理システムです。

以前は開発時のバグ管理や、運用時のサポートツールとして、

BTS(Bug Tracking System)が利用されてきたが、現在では様々な機能が

追加され、プロジェクト管理全般で利用することができるプロジェクト管理ツール

にまで発展してきている。

 

もちろんRedmineでも、BTSとしてだけでなくプロジェクトの概要・活動・ロードマップ

を管理したり、チケット(タスク管理の最小単位)の作成、ニュース・フォーラムの登録、

文書・ファイルの管理、Wiki、ソース管理連携機能などの多くの機能を備えている。

 

Redmineは、ITSの中でも最も後発に出現したシステムの一つであり(2009年現在)

現在、最も評価も高く、高機能なシステムといえるでしょう。

デファクトなシステムの移り変わりとしては、Bugzilla→Mantis→Trac→Redmineと

なってくるのではないでしょうか?

 

さて、本書の内容ですが、上記のようなITS・プロジェクト管理についての概要から

始まり、インストール方法、各機能の操作説明、運用時のポイント、プラグインに

ついてという流れになっています。

 

ある程度、BTS・ITSについて知識があり、オープンソフトウェアのインストールの

経験があれば、概要とインストール方法については、十分Webで調べられる範囲

である。また操作方法についても、基本は直感的に分かる範囲の説明がダラダラ

と書かれているという感じです。調査のための時間短縮にはなると思います。

 

Webでの情報が少ない部分としては、最後の2つの章、どう工夫して運用する?

と、プラグインの活用についてです。こちらは、実際にシステムを業務で利用する

する際に必要になってくる、データのバックアップの方法や運用する、

アプリケーションサーバの変更方法やクラスタリングについて、Redmineの

バージョンアップについてが詳しく書かれています。

Redmineは、ある程度は設定でカスタマイズは可能ですが、Ruby On Railsで

開発されているので、ソースレベルでのカスタマイズが非常に簡単にすることが

可能です。

私も、実際の業務でRedmineを使用しており、項目の並びや、表示非表示、

運用に合わせた画面のリンクの追加、プロジェクト選択時の初期表示タブの変更

など、ソースレベルでどんどん変更し運用しやすいようにカスタマイズしています。

※Ruby On Rails は未経験ですが、MVCモデルがわかれば容易にソースを

変更してカスタマイズできると思います。

最後に、ソースでのカスタマイズだけでなく、プラグインを利用することでの機能

追加の方法や、プラグイ自体の作成方法についても簡単に説明されています。

 

本書以外にも、Redmineの解説書は以下のものが発売されています。

 

 

入門Redmine

 

似たような内容だとは思いましたが、発売日が新しいので私は、

 Redmineーもっと手軽にプロジェクト管理! の方を選択しました。

 

リンク: Redmine.JP - 日本語情報サイト

 

 

 独習UML第4版

 

著者:テクノロジックアート

発行日:2009年4月9日

監修:長瀬 嘉秀・橋本 大輔

発行人:佐々木 幹夫

発行所:株式会社 翔泳社

371ページ

3,600円+税

 

ポイント

2009年10月現在で、UML学習について比較的新しい書籍です。

UML2.xについての記述も多く取り入れられています。

UMLが取り上げられてからかなりの時間が経っていますが、UMLと

いう言葉や、UMLについてある程度の知識を持った技術者は多いと

思いますが実際の開発の現場で利用している、活用できている方は

少ないのではないでしょうか?

 

私の考えでは、実際にUMLを使用しなかったとしても、UMLの内容を

理解し、習得することで、システム設計の手法や、オブジェクト指向に

対する理解など、システム開発に関する多くのことが学べスキルアップ

できることは間違いないです。もちろん実際にUMLを使用した開発にも

役立ちますし、自らUMLでの設計を取り入れた開発にチャレンジする

のも良いと思います。

 

全てではなくとも、ユースケース図、クラス図、シーケンス図など、

部分的にドキュメントとして作成し活用できるのもUMLの特徴です。

 

この書籍では、第1部で、基礎知識(各図の書き方、活用方法、

UML2.xでの変更点)が簡潔にまとめられており、初心者にも

十分理解できる内容になっています。

また、UMLを業務で活用したいと考えている方には、第2部の

"UMLの適用"がとても役立ちます。

実際に仮想のシステムの開発というストーリーで、分析から、

設計、展開まで現場目線で詳細に解説されていますので、

どのようにUMLを実際の現場で利用するかよく分かっていない

場合の参考になるでしょう。

 

内容

UML2.x準拠「はじめての学習」にも、「体系立った習得」にも最適!!

信頼の定番メソッド+詳説で基礎から実践まで徹底理解!!

3ステップだからよく分かる(1.解説 2.例文 3.練習問題)

 

UML(Unified Modeling Languageとは、システムモデルの表記法です。

本書は、UML2.xの基礎概念と実践的な運用方法を無理なく身に付つける

ことができる構成になっています。

 

ステップ1 丁寧な解説で、1人でもスイスイ学習

UMLの基礎からオブジェクト指向の考え方、各種図形の描画方法、実務での

活用方法に至るまで、初学者の観点からていねいに解説しているため、途中

でつまづくことなく学習することができます。

 

ステップ2 章末の「理解度チェック」で学習内容を確認

各章の最後に「理解度チェック」を収録。「どこで」「なにが」理解できなかった

かを明らかにし、弱点を克服することができます。

 

ステップ3 付属CD-ROMのツールで実力をつける

コンポジット構造図やタイミング図、相互作用概要図といった、UML2.0

以降に追加されたダイアグラムなどに対応したパターンウィーバー2.3

CE版で、学習の成果を活かして図形を描画することができます。

 

目次

第1部 UMLの基礎知識

  • 第1章 UMLとは
  • 第2章 オブジェクト指向とは
  • 第3章 ユースケース図
  • 第4章 オブジェクト図
  • 第5章 クラス図
  • 第6章 コンポジット構成図
  • 第7章 コンポーネント図
  • 第8章 シーケンス図
  • 第9章 コミュニケーション図
  • 第10章 タイミング図
  • 第11章 相互作用概要図
  • 第12章 ステートマシン図
  • 第13章 アクティビティ図
  • 第14章 配置図
  • 第15章 パッケージ図
  • 第16章 UMLの基礎概念

第2部 UMLの適用

  • 第17章 現状業務(AsIs)の分析
  • 第18章 現状業務の改善(ToBe)
  • 第19章 要求分析
  • 第20章 システム分析
  • 第21章 システム設計(システム全体の俯瞰とアーキテクチャの決定)
  • 第22章 システム設計(ユースケースの実現)
  • 第23章 システム設計(システム全体の構造決定)
  • 第24章 プラットフォームへの展開

付録

  • 理解度チェック解答集
  • パターンウィーバーについて

 

 ※UMLの概要だけを理解したいのであれば、類似のこちらの

書籍も良いのではないでしょうか?価格も安めです。

 

 

絶対現場主義Visual C#実践講座

 

著者:丸岡 孝司 

発行日:2007年7月25日

発行者:黒田 康夫

発行所:株式会社ラトルズ

411ページ

2,600円+税

 

内容

開発の現場から生まれた実践テクニック&TIPS集。

"Visual C# プログラミング"という大海原をひとりゆくプログラマのために。

  • Chapter1 .NET FrameworkとC#プログラミング
    Visual Studioの使い方、C#コーディング方法、C#のデータ型、制御構造
    などの言語仕様に関するテクニックやTIPSを収録。

  • Chapter2 Windowsアプリケーション
    Windowsフォームやコントロールを使用した、Windowsアプリケーション
    作成のテクニックやTIPSを収録。

  • Chapter3 データベース処理
    .NET Frameworkにおけるデータベース処理に関するテクニックやTIPS
    を収録。

  • Chapter4 Webとネットワーク
    .NET Frameworkにおけるネットワーク処理について簡単に紹介。

 

ポイント

職場で一緒に仕事している人からのお勧めの一冊。借りました。

現在、C#のプロジェクトを一から作り始めて進行中なので、フレームワーク

作りの参考にしました。

 

タイトル "絶対現場主義" にもあるように、実際に現場で開発をする人たち

にとって役立つ内容となっています。

 

特に、C#プロジェクトはまだあまり経験がないけど、こんな感じでいいのかなぁ

とか、Javaのプロジェクトは経験したけど、C#ではどうするべきか・・・(悩)とか、

昔ながらのVBスタイルのプログラムは書けるけど、C#ってオブジェクト指向が

ベースだし、クラスとか、継承とか、カプセル化もいまいち良くわかんないよなぁ

とか・・そんな悩める人たちの手助けになると思います。

 

書き方も、従来の単純な解説書やリファレンス、TIPS集などとは違い、いちいち

現場目線での解説(こういう背景だからこんな疑問が発生し、こう解決すれば

良いのでは?スタイルでの記述)がされており非常に読みやすくなっています。

例示されているシーンも、一度は誰もが悩んできたであろう内容で納得できます。

(その分、普通のTIPS集では1ページで書かれている内容が3~5ページかけて

解説されていたりしますが・・)

 

特に、Windowsアプリケーションでは、開発のフレームワークをどうするべきかや、

コントロールの拡張方法、共通化などについても詳しく書かれていますので、

実際のプロジェクトの参考にできると思います。

 

最後に、Webアプリケーションの事については紹介として少しだけ解説されて

いますが、つい先日、この書籍の、"Webアプリケーション編"が出版されたよう

ですので、紹介だけしておきます。※私は.NETだと、APS.NET MVCの方に

興味があるため、こちらの書籍(MVCについては触れられていなさそう?)

なので購入するかどうかは今のところ未定です。

 

 絶対現場主義Visual C#実践講座(Webアプリケーション編)

 

  

プログラマの道具箱

 

編著者:イノウ

発行日:2009年7月5日

発行者:片岡 巌

発行所:株式会社技術評論社

178ページ

1,580円+税

 

内容

図解 ビジネスの現場

マンガとキャラが楽しく解説!

素人でも、システム開発の思考の道具、わかります!

  • 序章 基本
    プログラマの道具 基本
  • 1章 分析
    DOAによる分析
    OOAによる分析
  • 2章 設計
    DOAによる設計
    OOAによる設計
  • 3章 開発
    DOAによる開発
    OOAによる開発
  • 4章 テスト
    単体・結合のテスト
    システム・受入のテスト
  • 5章 基盤と部品
    プログラマの道具 基盤と部品

 

ポイント

システムの分析、設計、開発などの各工程で必要になる手法やドキュメントを

"道具箱"と表現して、それぞれの道具を解説しています。

各工程での道具について出来る限り多く、網羅的に取り上げようとしており、手法に

ついても、DOA(データ中心アプローチ)、OOA(オブジェクト指向アプローチ)それぞれを

解説しようとしています。

個々の説明については深くはなく、トータルとして浅く広くという印象です。

また、多くの項目を解説しようとしているので、システム開発の一連の流れを学ぶための

書籍というよりも、用語解説という印象も受けました。

おおまかな知識の習得という目的で読めば良いのではないでしょうか。

内容は読みやすく書かれてはいますが、"マンガとキャラが楽しく解説"というところは少し

言いすぎです。マンガは最初の数ページのみ、キャラが解説と言っても、ところどころに

イラストが挿入されている程度です。

 

 

 ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修

 

著者:大森久美子、岡崎義勝

発行日:2009年4月9日

発行者:佐々木幹夫

発行所:株式会社 翔泳社

257ページ

2,000円+税

 

内容

エンジニアになったら知っておきたいプロの常識

*社会人エンジニアとしての基礎知識を学べます

*ソフトウェアエンジニアリングの入門書として最適

*若手ソフトウェア技術者必読の名著

  • オリエンテーション
  • 第1章/ソフトウェア開発の概要
  • 第2章/基礎知識
  • 第3章/要求定義と要件定義
  • 第4章/システム提案
  • 第5章/外部設計
  • 第6章/内部設計
  • 第7章/製造
  • 第8章/テスト
  • 第9章/受入テスト
  • 第10章/プロジェクトマネジメント
  • 第11章/品質管理
  • 第12章/セキュリティ
  • 第13章/プロジェクト完了報告書

 

ポイント

 システム開発でよくある新人研修を題材にした書籍である。実際に研修を受けている

という雰囲気で内容は進んでいくため、とても読みやすい書籍になっていると思います。

プロとしてシステム開発・設計をしている方々の中でも実際に上記のように体系的に

研修を受けたとか、勉強して身につけたという人も意外と多くないと思います。

 

OJTという名のもとに現場で実際に仕事をしながら、なんとなく身についているだけと

いう人が多いと感じます。本人の意識次第ということになるかもしれませんが、本書の

ように、体系的に、そして何より読みやすく学べる書籍も少なかったのではないでしょうか?

 

また本書では、実際に現場でも即実践できるような、各開発工程で作成すべきドキュメントの

実際のサンプルも掲載されています。新入社員、若手社員が読むのはもちろん、シニアな

エンジニアにとっても知識の再確認、自分自身が実践してきた手法との比較などにも活用

することができます。 

 

システム開発の実践

本書でシステム開発の流れを学習した後には、実際に設計・開発作業の実践をおこなう

ことが大切だと思います。いきなり実践ではなく、新入社員研修や社外での研修等でも

よくある、システム開発のシミュレーションができるものが望ましいと思いますが、そのまま

実践に生かせるようなレベルのものはあまりないのではないでしょうか?もちろん書籍に

掲載されているサンプルプログラムも然りです。

 

そこで本サイトでは、こういったシステム開発の実践ができるようなフレームワーク(教材)

を提供することも目的としています。

詳しくは、こちらのページを参照してください。

 

 

 CakePHPによる実践Webアプリケーション開発

 

著者:岸田健一郎、安藤祐介、新原雅司

発行日:2009年3月31日

発行者:中川信行

発行所:株式会社毎日コミュニケーションズ

263ページ

3,000円+税

 

内容

現場のプロが解説するCakePHP1.2を用いた開発技法のすべて

単なるフレームワークの機能解説だけではなく、CakePHPを使ってどのようにWebアプリケーションを組み立てていくかを、開発現場で培われてきた経験に基づき解説します。CakePHPの基礎知識に始まり、アプリケーション開発、テスティングフレームワーク、機能拡張まで、現場で役立つプラクティスが散りばめられています。

  • Chapter1 Webアプリケーションフレームワーク CakePHP
    1-1 CakePHPについて
    1-2 CakePHPのダウンロード
    1-3 CakePHP1.1と1.2の違い
    1-4 基礎的な仕組み
  • Chapter2 アプリケーションを作り込んでいく
    2-1 グループウェアをつくる
    2-2 予定表
    2-3 ユーザ管理
    2-4 関連を作る
    2-5 ACLを使ったアクセス制御
    2-6 見た目を調整する
  • Chapter3 テストコードを記述する
    3-1 テスティングフレームワークを利用する
    3-2 モデルのテスト
    3-3 コントローラのテスト
    3-4 コンポーネントのテスト
    3-5 ヘルパーのテスト
  • Chapter4 機能を拡張する
    4-1 アラートメール
    4-2 携帯電話の対応
    4-3 CSVでの出力
  • Appendix サンプルアプリケーションについて

 

 ポイント

PHPの主力のフレームワークとなりつつあるCakePHPでのWebアプリケーション開発の実践的な解説書です。2009年5月10日現在で最新のバージョン、CkaePHP1.2を用いた解説書になっています。

インストール方法など、ごく基本的な内容については解説されていますが、本書の流れは、あくまで、グループウェアというWebアプリケーションをいかにして開発していくかが中心となって構成されています。もちろん具体的なコードも豊富に記述されています。

また、ただ単にアプリケーションを開発するだけでなく、ビジネスの現場でも役に立つようなポイント(アクセス制御・テスティング、メール連携、CSV出力、携帯電話対応)も解説をとおして学べるようになっており、これから開発の基礎を学ぶ人も、いままでCakePHPでの開発に携わってきた人にも読み応えのある内容になっていると思います。

 

本書については上記のような内容になっているため、CakePHPのリファレンス的な内容、機能を網羅的に記述されていることはありませんが、リファレンスについては、CakePHP1.2について書かれた「CakePHPポケットリファレンス」がよいと思います。この2冊を組み合わせれば、CakePHP1.2での開発の多いな助けとなると思います。

 

このブログでもCakePHP1.2を利用した開発についての解説の記事も書いていくつもりですので是非参照してください。

タグ「CakePHP」が付けられているもの

 

 

 

Delphi 2009 handbook

著者:Marco Cantu

訳者:藤井 等

監修 エンバカデロ・テクノロジーズ

発行日:2009年4月

発行者:カットシステム

463ページ

5,000円+税

 

内容

Delphi最新プログラミングエッセンス

プログラム開発ソフトウェア「CodeGear Delphi 2009」についての書籍です。

本書では、Delphiによるプログラミング、Object Pascal言語やVisual Component Libraryの基礎には触れておらず、Delphi 2009 for Win32の各領域の新機能にターゲット絞り説明しています。

Delphi 2009のUnicodeサポート、ジェネリクスや無名メソッドなどの新しい言語機能、IDEの改善、ランタイムライブラリの新しいクラス、VCLの新しいコンポーネント(リボンコントロールなど)、そして、データベースアーキテクチャとDataSnap多層テクノロジーの拡張などに触れています。

理論を説明しつつも、多くのサンプルを紹介しており、それらをダウンロードして、自分自身で動作させてみることができます。Delphi 2009を持っていない場合には、トライアル版をダウンロードしたり、ビデオシリーズで、実際にプログラムが動作するのを見ていただくこともできます。

 

第I部 Unicode

  • 第1章 Unicodeとは?
    • 従来からの文字コード:ASCIIからISOエンコーディング
    • Unicode:世界中の文字に対応
    • Win32でのUnicode
    • 次は?

 

  • 第2章 UnicodeString型
    • AnsiCharからWideCharへ
    • 新しいCharacterユニット
    • StringとUnicodeStringについて
    • さまざまな文字列型
    • 文字列変換
    • 文字列および文字リテラル
    • ストリームとエンコーディング
    • UnicodeとVCL
    • 次は?

 

  • 第3章 Unicodeへのポーティング
    • 失敗するChar操作
    • 失敗する文字列操作、パフォーマンス低下する文字列操作
    • Unicode文字列とWin32
    • PCharとポインタ演算
    • 次は?

 

第II部 Delphi 2009とそのコンパイラ

  • 第4章 IDEの新機能
    • インストールと実行
    • Delphiプロジェクトの管理
    • プロジェクトマネージャ
    • IDEでのリソース管理
    • Delphiクラスエクスプローラ
    • エディタの新機能
    • デバッガ
    • 次は?

 

  • 第5章 ジェネリクス
    • ジェネリックKey-Valueペア
    • Delphiにおけるジェネリクス
    • ジェネリック制約
    • 既定のジェネリックコンテナ
    • ジェネリックインターフェイス
    • Delphiのスマートポインタ
    • 次は?

 

  • 第6章 無名メソッド
    • 無名メソッドの構文と意味
    • ローカル変数の使用
    • 無名メソッドの詳細
    • 無名メソッドの実際の利用
    • 次は?

 

  • 第7章 その他の言語およびRTLの変更
    • その他の言語新機能
    • TObjectの新しいメソッド
    • スレッドサポートにおける変更
    • 文字列の構築
    • ReaderおよびWriterの使用
    • 例外の強化
    • 新しいユニットと新しいRTLクラスのまとめ
    • 次は?

 

第III部 VCLとデータベース

  • 第8章 VCLの改善
    • VCLコアの改善
    • 標準コンポーネントの強化
    • コモンコントロールのアップデート
    • ネイティブVCLコンポーネント
    • Vistaサポートの拡張
    • 次は?

 

  • 第9章 Delphi 2009におけるCOMサポート
    • IDL、タイプライブラリ、RIDL
    • RIDL形式(COMサーバー)
    • 新しい「登録済みのタイプライブラリ」ペイン
    • COMとUnicode
    • 復活した機能:アクティブフォーム
    • 次は?

 

  • 第10章 リボンコントロール
    • Fluent User Interfaceの紹介
    • アクションとリボン
    • Ribbonコンポーネント
    • データベースアプリケーションでのリボン
    • 画面のヒント(ScreenTips)を使う
    • 次は?

 

  • 第11章 データセットとdbExpress
    • UnicodeのClientDataSet
    • データセットにおけるUnicode--テイク2
    • データセットのその他の強化
    • データセットの内部構造
    • Delphi 2009におけるdbExpress
    • データ対応コントロール
    • 次は?

 

  • 第12章 DataSnap 2009
    • 最初のDataSnap 2009デモの作成
    • 非データベースDataSnapサーバーのセッションとスレッド
    • 古いDataSnapデモのポーティング
    • DataSnapの管理インターフェイス
    • まとめ

 

ポイント

Delphiの、2009年3月29日時点で最新の書籍になります。

私も、最初に携わったプログラム開発がDelphiだっただけに思い入れはありますが、

現時点で最新版のDelphi 2009も評判は良いようですのでまた個人的に欲しいと

思っています。今回の発売についても評判と連動していると見てもよいのではない

でしょうか?洋書の発売から4か月程度での発売という点でも力の入れようが

わかります。

 

 

CakePHPポケットリファレンス

著者:株式会社ブルーオーシャン 岡田佳典

発行日2008年7月25日

発行者:片岡巌

発行所:株式会社技術評論社

447ページ

2,480円+税

 

内容

話題のフレームワーク、CakePHPでWebアプリケーションを高速開発!

 

  • 困った時にすぐに調べられる
  • メソッドや関数の使い方をサクッと逆引き
  • CakePHP1.1/1.2に対応
  • わかりやすいサンプルコード付き

 

第1章 インストール編

第2章 設定編

第3章 モデル編

第4章 コントローラ編

第5章 ビュー編

第6章 コンポーネント編

第7章 ヘルパー編

第8章 キャッシュ編

第9章 Sanitizeライブラリ編

第10章 アクセスコントロールリスト編

第11章 プラグイン編

Appendix 資料

 

ポイント

CakePHP1.1/1.2の両方に対応したリファレンスマニュアルです。内容については簡潔にまとめられ、カテゴリ毎にわかれて記述されているため開発の際に調べるのに役立ちそうです。サイズとページ数についても手頃な印象です。

機能的にも多くの内容が書かれており通常の開発の際に必要となる項目は網羅されているのではないでしょうか?ただしCakePHP1.2については、発行の時期的な兼ね合いもあり、一部がリファレンスとして書かれていない状態です。その内容については、巻末の資料欄に詳しく書かれています。

リファレンスや、CakePHPの命名規約、QAなど実際にCakePHPで開発をする際に参照するのに便利な内容となっていますが、CakePHPのフレームワークを利用したアプリケーション開発の手順については触れられていないため、書籍を読むだけで、CakePHPでの開発手法を学ぶというのは難しいでしょう。

CakePHPが影響を受けているフレームワーク「Ruby on Rails」の開発の経験者や、Struts,Struts2などのWebアプリケーションフレームワークの動作について理解している場合はイメージがつきやすいとは思いますが、CakePHPの開発手法に関しては別途書籍で学ぶほうがよいでしょう。

 

下記のように新しい書籍もどんどん発売され、PHPのスタンダードなフレームワークとしての地位を築いていきそうです。( ※2009年3月15日現在の新刊では以下が発売されています。)

CakePHPによるWebアプリケーション開発

 

また、2009年3月15日予約受付中ですが上記と類似の書籍が発売されます。

CakePHPによる実践Webアプリケーション開発

 

 業務システムのためのユーザーマニュアル作成ガイド

著者:黒田聡、雨宮拓、徳田直樹、高橋陽一

発行日:2009年1月28日

発行者:佐々木幹夫

発行所:株式会社翔泳社

243ページ

2,480円+税

 

ポイント

最も大きなポイントとしては、この手の書籍が今までなかったことです。ITエンジニアとしてシステムを設計し、プログラムを作成し、テストが完了したシステムを納品する工程はとても重要な部分ですが、新しいシステムを構築する際には必ずと言って良いほど"マニュアル作成"の工程も含まれます。

私も少なからず、マニュアル作成の担当をしたり、様々なシステム開発でマニュアル作成の指示を出したりしていました。しかし作成するにあたっては、既存のマニュアルを参考にしたり、以前のシステムのマニュアルの書き方を参考にしたりというのが大半ではないでしょうか?

私もマニュアル作成については"本当にこんな書き方でよいのだろうか?""マニュアルの書き方を学びたい"と何度も感じていましたが、この書籍のように、システムに特化したマニュアル作成ガイドについては見つけられませんでした。

内容についての詳細は後述しますが、私が求めていたマニュアル作成のノウハウについて、この一冊に多くが書かれている理想的な内容の書籍でした。

 

内容

ITエンジニア必携!システムを活かしてもらうマニュアルの作り方を徹底詳解。

ユーザーの満足度を高める!ユーザーの誤操作を防ぐ!ユーザーの使いやすさを追求する!初めて作る人でもこの一冊ですべてがわかる。

  • マニュアル作成の「間違った常識」
  • マニュアルの企画はこう進める
  • マニュアルの文章はこう書く
  • マニュアルの仕様書をわかりやすくするビジュアル表現
  • マニュアルの校正・表現の校正はこう進める
  • マニュアルの保守管理はこうする
  • 部品化と構造化で効率アップ

 

内容としては具体的な例や、図での説明も多く、解説書のわりには非常に読みやすい内容になっていると思います。まずマニュアルは何のために作成するのかという本質から始まり、業務システムのマニュアルが他のマニュアルと違う点。一般的な文書作成の常識とは違う、ユーザーマニュアル特有の書き方についてまとめられています。

また文書の表現の仕方、ビジュアル(図や表など)の効果的な使い方などのテクニックについても具体的な例文を用いてわかりやすく解説されています。そしてマニュアルをひとつの成果物としてとらえ、いかに校正し、品質を高めるかについてのポイントがまとめられています。

そして、実際の現場では、とりあえずマニュアルを作成し、そのあとは利用されようが利用されまいが放置されたままということも多いのではないでしょうか?そのならないための、マニュアルの保守管理の方法について書かれており、最後はマニュアル作成の効率化のための様々なテクニックや、知識が書かれています。

作成したマニュアルが、本当に現場で効果的に利用されているか?内容はこれでよかったか?など、マニュアル作成に対する疑問に対する答えがたくさん詰まっている書籍だと思いまので、ぜひ読んでみてもらいたい一冊です。