システム設計の最近の情報



システム開発に携わる方であれば、当然言葉は知っていると思うが、

ERP(Enterprise Resource Planning)とは、

購買・製造・物流・販売・会計システム、仕入先・顧客とのEDIを含めた

業務管理システムのことを指し示めす。

どのような企業であっても、たとえERPパッケージを使用していなくても、

何らかの業務システムを利用しているので、システム開発に携わる技術者にとって、

ERPについての理解、ERPと業務システムとの関わりは必須の知識だと思う。

システム開発の現場で、販売管理システムや営業支援システムなど、

ERPシステムの一部に携わることは多くても、ERPパッケージそのものや、

業務管理システム全体を経験できることは、そう多くはないと思う。

 

大抵のエンジニアは、そういった不足分の知識を以下のような書籍で、

まかなったりしているのではないだろうか?

 

  ITエンジニアのための〈業務知識〉がわかる本第2版

  ITエンジニアのための〈会計知識〉がわかる本

 

本題が後になってしまったが、タイトルの"Adempiere"とは、

オープンソースで提供されるERPのソフトウェアである。

 

Adempiereを試してERPの常識・仕組みを体得しよう

上の記事で詳しく書かれているが、以下に簡単にまとめておきます。

 

有償のERPは一般的に高価であることと、やはり独自のカスタマイズが

必要で、導入後もコストがかかることが挙げられる。

しかしながら自社で1から開発するのも当然現実的ではない。

そこで、まだまだ導入事例は少ないが、オープンソースのERPパッケージ

を利用して開発をすることで、カスタマイズが自由にでき、コストも抑えられる

メリットが挙げられる。

なによりも、少なからずERPパッケージ開発ノウハウを得ることができる点は

大きいと思う。

※もちろんオープンソースを利用するリスクも高いが

 

こういった、オープンソースを活用できる体制作りも大切でしょう。

 

※因みに、"Adempiere"は、アデンピエールと読むようで、

日本語化されたパッケージが以下よりダウンロード可能です。

http://www.vector.co.jp/soft/winnt/business/se441673.html

 

→Postgres、Oracle、Oraxle10gXE を選択できるが、

Postgres、Oracle10gXEのみ対応しているようで、Oracleではインストール

できませんでした(sqlplusでの接続コマンドがxeのみ対応なようです)

※また、xeをインストールした場合でも、うまくセットアップできず、

データベースのタイプで"OraxleXE"でなく、"Oracle"を選択しないとダメでした。

※やり方が間違っているのかもしれないが上記で、なんとか動かすことはできた!

 

是非お試しあれ。

(ほんとはソースも読んで、ERPパッケージの開発ノウハウとか勉強したいケド)

 

 独習UML第4版

 

著者:テクノロジックアート

発行日:2009年4月9日

監修:長瀬 嘉秀・橋本 大輔

発行人:佐々木 幹夫

発行所:株式会社 翔泳社

371ページ

3,600円+税

 

ポイント

2009年10月現在で、UML学習について比較的新しい書籍です。

UML2.xについての記述も多く取り入れられています。

UMLが取り上げられてからかなりの時間が経っていますが、UMLと

いう言葉や、UMLについてある程度の知識を持った技術者は多いと

思いますが実際の開発の現場で利用している、活用できている方は

少ないのではないでしょうか?

 

私の考えでは、実際にUMLを使用しなかったとしても、UMLの内容を

理解し、習得することで、システム設計の手法や、オブジェクト指向に

対する理解など、システム開発に関する多くのことが学べスキルアップ

できることは間違いないです。もちろん実際にUMLを使用した開発にも

役立ちますし、自らUMLでの設計を取り入れた開発にチャレンジする

のも良いと思います。

 

全てではなくとも、ユースケース図、クラス図、シーケンス図など、

部分的にドキュメントとして作成し活用できるのもUMLの特徴です。

 

この書籍では、第1部で、基礎知識(各図の書き方、活用方法、

UML2.xでの変更点)が簡潔にまとめられており、初心者にも

十分理解できる内容になっています。

また、UMLを業務で活用したいと考えている方には、第2部の

"UMLの適用"がとても役立ちます。

実際に仮想のシステムの開発というストーリーで、分析から、

設計、展開まで現場目線で詳細に解説されていますので、

どのようにUMLを実際の現場で利用するかよく分かっていない

場合の参考になるでしょう。

 

内容

UML2.x準拠「はじめての学習」にも、「体系立った習得」にも最適!!

信頼の定番メソッド+詳説で基礎から実践まで徹底理解!!

3ステップだからよく分かる(1.解説 2.例文 3.練習問題)

 

UML(Unified Modeling Languageとは、システムモデルの表記法です。

本書は、UML2.xの基礎概念と実践的な運用方法を無理なく身に付つける

ことができる構成になっています。

 

ステップ1 丁寧な解説で、1人でもスイスイ学習

UMLの基礎からオブジェクト指向の考え方、各種図形の描画方法、実務での

活用方法に至るまで、初学者の観点からていねいに解説しているため、途中

でつまづくことなく学習することができます。

 

ステップ2 章末の「理解度チェック」で学習内容を確認

各章の最後に「理解度チェック」を収録。「どこで」「なにが」理解できなかった

かを明らかにし、弱点を克服することができます。

 

ステップ3 付属CD-ROMのツールで実力をつける

コンポジット構造図やタイミング図、相互作用概要図といった、UML2.0

以降に追加されたダイアグラムなどに対応したパターンウィーバー2.3

CE版で、学習の成果を活かして図形を描画することができます。

 

目次

第1部 UMLの基礎知識

  • 第1章 UMLとは
  • 第2章 オブジェクト指向とは
  • 第3章 ユースケース図
  • 第4章 オブジェクト図
  • 第5章 クラス図
  • 第6章 コンポジット構成図
  • 第7章 コンポーネント図
  • 第8章 シーケンス図
  • 第9章 コミュニケーション図
  • 第10章 タイミング図
  • 第11章 相互作用概要図
  • 第12章 ステートマシン図
  • 第13章 アクティビティ図
  • 第14章 配置図
  • 第15章 パッケージ図
  • 第16章 UMLの基礎概念

第2部 UMLの適用

  • 第17章 現状業務(AsIs)の分析
  • 第18章 現状業務の改善(ToBe)
  • 第19章 要求分析
  • 第20章 システム分析
  • 第21章 システム設計(システム全体の俯瞰とアーキテクチャの決定)
  • 第22章 システム設計(ユースケースの実現)
  • 第23章 システム設計(システム全体の構造決定)
  • 第24章 プラットフォームへの展開

付録

  • 理解度チェック解答集
  • パターンウィーバーについて

 

 ※UMLの概要だけを理解したいのであれば、類似のこちらの

書籍も良いのではないでしょうか?価格も安めです。

 

 

 ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修

 

著者:大森久美子、岡崎義勝

発行日:2009年4月9日

発行者:佐々木幹夫

発行所:株式会社 翔泳社

257ページ

2,000円+税

 

内容

エンジニアになったら知っておきたいプロの常識

*社会人エンジニアとしての基礎知識を学べます

*ソフトウェアエンジニアリングの入門書として最適

*若手ソフトウェア技術者必読の名著

  • オリエンテーション
  • 第1章/ソフトウェア開発の概要
  • 第2章/基礎知識
  • 第3章/要求定義と要件定義
  • 第4章/システム提案
  • 第5章/外部設計
  • 第6章/内部設計
  • 第7章/製造
  • 第8章/テスト
  • 第9章/受入テスト
  • 第10章/プロジェクトマネジメント
  • 第11章/品質管理
  • 第12章/セキュリティ
  • 第13章/プロジェクト完了報告書

 

ポイント

 システム開発でよくある新人研修を題材にした書籍である。実際に研修を受けている

という雰囲気で内容は進んでいくため、とても読みやすい書籍になっていると思います。

プロとしてシステム開発・設計をしている方々の中でも実際に上記のように体系的に

研修を受けたとか、勉強して身につけたという人も意外と多くないと思います。

 

OJTという名のもとに現場で実際に仕事をしながら、なんとなく身についているだけと

いう人が多いと感じます。本人の意識次第ということになるかもしれませんが、本書の

ように、体系的に、そして何より読みやすく学べる書籍も少なかったのではないでしょうか?

 

また本書では、実際に現場でも即実践できるような、各開発工程で作成すべきドキュメントの

実際のサンプルも掲載されています。新入社員、若手社員が読むのはもちろん、シニアな

エンジニアにとっても知識の再確認、自分自身が実践してきた手法との比較などにも活用

することができます。 

 

システム開発の実践

本書でシステム開発の流れを学習した後には、実際に設計・開発作業の実践をおこなう

ことが大切だと思います。いきなり実践ではなく、新入社員研修や社外での研修等でも

よくある、システム開発のシミュレーションができるものが望ましいと思いますが、そのまま

実践に生かせるようなレベルのものはあまりないのではないでしょうか?もちろん書籍に

掲載されているサンプルプログラムも然りです。

 

そこで本サイトでは、こういったシステム開発の実践ができるようなフレームワーク(教材)

を提供することも目的としています。

詳しくは、こちらのページを参照してください。

 

 

 業務システムのためのユーザーマニュアル作成ガイド

著者:黒田聡、雨宮拓、徳田直樹、高橋陽一

発行日:2009年1月28日

発行者:佐々木幹夫

発行所:株式会社翔泳社

243ページ

2,480円+税

 

ポイント

最も大きなポイントとしては、この手の書籍が今までなかったことです。ITエンジニアとしてシステムを設計し、プログラムを作成し、テストが完了したシステムを納品する工程はとても重要な部分ですが、新しいシステムを構築する際には必ずと言って良いほど"マニュアル作成"の工程も含まれます。

私も少なからず、マニュアル作成の担当をしたり、様々なシステム開発でマニュアル作成の指示を出したりしていました。しかし作成するにあたっては、既存のマニュアルを参考にしたり、以前のシステムのマニュアルの書き方を参考にしたりというのが大半ではないでしょうか?

私もマニュアル作成については"本当にこんな書き方でよいのだろうか?""マニュアルの書き方を学びたい"と何度も感じていましたが、この書籍のように、システムに特化したマニュアル作成ガイドについては見つけられませんでした。

内容についての詳細は後述しますが、私が求めていたマニュアル作成のノウハウについて、この一冊に多くが書かれている理想的な内容の書籍でした。

 

内容

ITエンジニア必携!システムを活かしてもらうマニュアルの作り方を徹底詳解。

ユーザーの満足度を高める!ユーザーの誤操作を防ぐ!ユーザーの使いやすさを追求する!初めて作る人でもこの一冊ですべてがわかる。

  • マニュアル作成の「間違った常識」
  • マニュアルの企画はこう進める
  • マニュアルの文章はこう書く
  • マニュアルの仕様書をわかりやすくするビジュアル表現
  • マニュアルの校正・表現の校正はこう進める
  • マニュアルの保守管理はこうする
  • 部品化と構造化で効率アップ

 

内容としては具体的な例や、図での説明も多く、解説書のわりには非常に読みやすい内容になっていると思います。まずマニュアルは何のために作成するのかという本質から始まり、業務システムのマニュアルが他のマニュアルと違う点。一般的な文書作成の常識とは違う、ユーザーマニュアル特有の書き方についてまとめられています。

また文書の表現の仕方、ビジュアル(図や表など)の効果的な使い方などのテクニックについても具体的な例文を用いてわかりやすく解説されています。そしてマニュアルをひとつの成果物としてとらえ、いかに校正し、品質を高めるかについてのポイントがまとめられています。

そして、実際の現場では、とりあえずマニュアルを作成し、そのあとは利用されようが利用されまいが放置されたままということも多いのではないでしょうか?そのならないための、マニュアルの保守管理の方法について書かれており、最後はマニュアル作成の効率化のための様々なテクニックや、知識が書かれています。

作成したマニュアルが、本当に現場で効果的に利用されているか?内容はこれでよかったか?など、マニュアル作成に対する疑問に対する答えがたくさん詰まっている書籍だと思いまので、ぜひ読んでみてもらいたい一冊です。

 

@ITの記事についてですが、

「システム開発というと何を思い浮かべるか?」

と、いった内容で始まっています。

 

当然ではありますが、システム開発会社考えるシステム開発と、

ユーザが考えるシステム開発とでは、立場も違うためその内容も大きく違ってきます。

広義の意味でのシステム開発

広義の意味でのシステム開発というものは、コンピュータにかかわらず、

複式簿記の仕組みなどの業務を効率化する仕組み、業務改善するための

仕組みと捉える事ができます。

こういった視点でシステム開発を考え、ユーザの要求を満たしシステム開発を

成功に導くには何が大切かなどが書かれています。

システム開発

新しい仕組みを考え、それをシステム化することで、効果・効率をあげること。

最初が肝心。戦略・目的を明確にし業務の流れを明確にする。

企画・分析の段階でのコンピュータシステムに対する要求を明示する。

良いシステムを適正な費用で作る。リスクの管理をおこなう。

 

ってな感じにまとめられるでしょうか?

もちろん技術要素も大切ですが、

序盤のシステム設計の重要性を認識する必要があります。